【UE4.20.3】OnlineSubSystemSteamを導入してみた
はじめに
LAN環境におけるネットワークゲームができたので次はWAN環境上でネットワークゲームを作ろうとした。 そのための環境構築の回
環境
- Windows10
- UnrealEngine4.20.3
注意
色々いじくりまわしながら設定したので間違っている箇所がある可能性があります。
OnlineSubSystem とは
特定のプラットフォーム上で実行されるオンライン機能を抽象化を行うシステム。 これまではOnlineSubSystemNullと呼ばれるLAN環境のみを対象としていたOnlineSubSystemを使用していた。 今回は導入の資料が豊富に存在していたOnlineSubSystemSteamを利用する。Steamがマスターサーバのような役割をしてくれるのでWAN環境のネットワークゲームが構築できるらしい。
導入方法
基本的には公式が公開している導入方法を参考に環境構築ができます。 api.unrealengine.com
ざっくりとした流れ
- SteamworkSDKをインストールして指定のフォルダに格納する。
- プロジェクトファイルのDefaultEngine.iniに設定を書き込む。
導入時注意点
最新のSDK1.42を設定しようと思いましたが、実際に動かそうとした際にログにv1.39フォルダが見つかりませんといった旨のメッセージが出現し、うまく動きませんでした。設定した後にソースからビルドをする必要があるのかもしれない。沼りそうだったので大人しくSDK1.39を使用しました。
公式に張られたリンクから素直にSteamworkSDKをダウンロードしようとすると最新のSDKしか入手できません。SDK version 1.39 を使用する場合には以下のリンクから過去のversionのSDKが入手できます。
またWindowsではいくつかのDLLは以下のフォルダに格納されているのでこちらからコピーして公式の記事中で示されているパスに貼り付けてください。
C:\Program Files (x86)\Steam
おわりに
導入が無事成功すると EditorでStandAlone形式で起動させた際に右下にSteamのポップが表示されます。
Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム制作プロジェクト
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